地震調査研究センター
地震調査研究センターは、平成7(1995)年の阪神・淡路大震災を契機として、我が国の地震調査研究を推進するために設置されました。
■地震調査研究推進本部の評価等支援事業

 「地震調査研究推進本部」の評価等を支援する事業を平成7年度から継続して実施しています。
地震調査研究推進本部が公表する評価文の作成支援
地震調査研究推進本部各委員会での審議に必要となる資料の作成などの直接的な支援に加え、
 以下のようなテーマについての調査・研究も行っています。
報告震度の再検討と被害内容の吟味に基づく歴史地震の再評価
異常震域やサイト特性の影響を受ける震度の距離減衰式の構築
気象庁煤書地震記象紙の波形の自動読み取り
図1 波形自動読み取りシステムの操作の1場面。地震記象紙のスキャン画像と波形の手動読取値を教師データとして深層学習を行い、学習結果を元に波形(上図)を自動読み取りした結果(下図の緑線)。波形が明瞭に見えるよう色調を補正している。(特願2021-110400)
■活断層の詳細位置情報等に関する調査研究

 平成31年度までの検討で認定された推定活断層を対象に、詳細な地形判読、現地調査(地形・地質)、年代測定やテフラ分析など各種分析を行い、活断層の確実度および詳細な位置形状等を明らかにする調査・研究を実施しました。

図2 新潟〜長野での調査測線(左)と測線に沿う地形断面図(右)。