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2015/09/09
- 木股 文昭:副首席主任研究員
木股 文昭:副首席主任研究員
- 木股 文昭
氏名 | 木股 文昭 KIMATA Fumiiaki |
---|---|
役職 | 副首席主任研究員 Deputy Chief Researcher |
専門 | 地殻変動・火山学 |
担当課題 | 地殻変動、地震火山防災 |
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研究所も6年目に入りました。地殻変動と地震火山防災の調査研究に取り組んでいます。個人のサイト、ResearchGateも参照下さい。
ブックレット「御嶽山 二度と犠牲をださない」出版 17年2月
- 犠牲になられた野口さんの最後の写真です
自分学んだフィールドで63人もが犠牲になられたことは悲しいことです。どんなことがあっても二度と犠牲を繰り返してはなりません。そのためには登山者、地元、県、国が一丸になる取り組みが必要です。そんな思いをまとめました。
幸いにも、王滝村に全戸配付して頂き、二刷しました。僅かながら在庫があります。
1冊300円、送料が5冊まで200円、木股のメールアドレスへ送付先と冊数をお知らせ下さい。支払い方法を明記した請求書を同封し 送ります。
2018年の活動
7 | 日本大学と気象庁と共同で浅間山にて水準測量を実施しました。昨年からの上下変動は5mmを越えていません。 |
6.6 | スマトラ断層での地震活動を E.Gunuwanさんらが"Coseismic slip distribution of the July 2, 2013 Mw 6.1 Aceh, Indonesia, earthquake and its tectonic implications from GPS, geological offsets and aftershock data,"としてBSSA,2018, doi: 10.1785/0120180035)で発表しました。 |
6.4-6.15 | 今年も愛知県シルバーカレッジで、一宮、名古屋、東海、名古屋、岡崎、豊橋の6会場にて元気なシルバーさんに「長生きして、次の地震を生き抜きませんか」と話しました。 |
5.22 | 中津川市坂下中学校で防災講演会「阿寺断層で暮らす」を行いました。坂下町は30年前に断層で水準測量を行った馴染みの土地、しかも同級生の元教師の息子さんに誘っていただいた。 |
4.22-28 | 御嶽山東山麓で 日大・名大・京大・九大・気象庁と精密水準測量を行いました。その結果、17年4月と比較し 山頂に近い水準路線北端で7mmの沈降 17年6月の有感地震の震源域で30mmほどの隆起が観測されました。 |
3.30 | 木曽町が発行した「平成26年度御嶽山噴火災害 活動記録誌」に「御嶽山と暮らすために 二度と犠牲を出さない」を寄稿しました。 |
論文と報告 | ■Endra Gunawan, Sri Widiyantoro, Shindy Rosalia, Mudrik Rahmawan Daryono,
Irwan Meilano, Pepen Supendi, Takeo Ito, Takao Tabei, Fumiaki Kimata, Yusaku
Ohta, and Nazli Ismail, Coseismic Slip Distribution of the 2 July 2013 Mw 6.1 Aceh, Indonesia, Earthquake and Its Tectonic Implications, Bulletin of the Seismological Society of America, Vol. XX, No. XX, pp. –, – 2018, doi: 10.1785/0120180035 |
2017年度の活動
6.24-7.1 | 浅間山で日大、気象庁と水準測量。顕著な変動は検出されず |
8.5-15 | 愛知県シルバー学級 一宮、豊橋、岡崎、東海、名古屋の6会場で「次の地震に備えて」を話す 相変わらず元気で笑いがこぼれる 講演講義資料 |
4.23-28 | 御嶽山で日本大学、名古屋大学、京都大学、九州大学、気象庁と水準測量 僅かな沈降が観測された 予知連報告資料 |
論文と報告 | ・Pratama C., T. Ito, R. Sasajimab, T. Tabei, F. Kimata, E. Gunawan, Y.
Ohta, T. Yamashina, N. Ismail, I. Nurding, D. Sugiyanto, U. Muksin, I.
Meilano, Transient rheology of the oceanic asthenosphere following the
2012 Indian Ocean Earthquake inferred from geodetic data,Journal of Asian
Earth Sciences, doi:10.1016/j.jseaes.2017.07.049, 2017. ・木股文昭, 2014 年御嶽山噴火の犠牲者遺族訴訟が意味するもの, 巨大地震災害の国際比較研究報告書, 46-57, 2017. ・木股文昭, 御嶽山火山防災にネットワークの一層の活用を, 東濃地震科学研究所 防災研委員会 2017 年度報告, 41, 99-106, 2018. ・木股文昭, 美濃焼:濃尾震災にめげず日本一の産地へ, 地震ジャーナル, 64(2017.4), 42-43. |
2016年度の活動
6.17-19 | 日大、気象庁の方と一緒に浅間山で水準測量を行いました。昨年以降に僅かながらも車坂峠側が6mmほど隆起したようです。 |
6 | 愛知県シルバーカレッジの6会場で「地震に備えて」を講義しました。皆さん私以上に元気です。講義ノート7MB |
5.31-6.3 | アラスカ大学フェアーバンクスで開催されるJKASP2016にて、 Increasing of Gas Bubblings at Wariishi Flowing Spring, Central Japan, prior to the 2014 Ontake Volcano Eruptionを発表しました。 |
4.24-27 |
米国デンヴァーで開催されるGround Water Summit 2016 (National Ground Water Association, Denver) にて Subsidence Following Groundwater Drawdown by Excavating of Deep Shafts in Granite in Mizunami, Japan in 2004-2014を発表しました。 |
4 | 2004年以降実施するスマトラでのGPS観測、その成果がTabei et al.,2015やIto et al.,2016として論文にまとまりました。前者は研究の概要、後者は2014年ガヨ地震について整理したものです。 |
1 | 2014年御嶽山噴火前後の圧力源の推移を水jyン送料による上下変動から議論しました。Murase M., et al., Preparatory process preceding the 2014 eruption of Mount Ontake volcano, Japan: insights from precise leveling measurements |
2015年度の活動
3.26 |
土岐市の2015年度「ふるさと出版補助金」をいただき、「東濃地方の地震とその災害」(B5,94page)を出版しました。200円で頒布いたします。信濃毎日新聞が記事として取り上げました。 |
3.5 |
平成27年度自然災害科学中部地区研究集会(静岡県地震防災センター) にて「私たちはなぜ2014年御嶽山噴火で63人を失ったか?」を話します。 講演要旨 |
1.23 |
第20 回1.17 震災フォーラム(名古屋市)で「生き残るすべを考える私たちの日常の災害対策」を話しました。 スライド 東海自治体問題研究所所報16年4月号 |
1.20 |
東濃地震科学研究所第⒈回市民学術講演会にて「私たちはなぜ63人を失ったか:御嶽山噴火災害から学ぶこと」を話しました。スライド 講演要旨 |
1.5-6 | 火山研究集会(桜島)にて「精密水準測量による上下変動から察する火山活動推移予測 最近の御嶽・浅間」 を話しました。スライド |
12.16 |
AGU Fall Meeting 2015 にて「Why did we lose the 63 climbers in 2014 Ontake Volcano Eruption, Japan?」を発表しました。poster |
11.29 | 木曽学研究所主催の木曽学シンポジウム(木曽町三岳交流センター)にて「雄山は活火山だった」を話し、地元の方と「御嶽山と共に生きるまちづくり」についてパネルディスカッションを行いました。講演資料 講演スライド 「雄山」を「御嶽山」に訂正して下さい |
11.13-18 | 北大の森済さん、客員研究員の村瀬さんと東濃地震科学研究所周辺において水準測量を行いました。 |
11.8 | サイエンスワールド(瑞浪市)のエライ先生に何でも聞けちゃうシリーズ第2弾にて「火山の授業 目と頭でさぐる!火山のしくみ」を行いました。 スライド 講演資料 |
11.3 | 核融合科学研究所市民学術講演会(土岐市)にて「火山噴火のメカニズムとその予知研究の現状:御嶽山におけるケーススタディー 」を話しました。 講演資料 |
10.31 | 土岐市の”ふるさと出版助成”にブックレット「東濃地方の地震とその災害」を申請しました。採択されて年度末に100pageほどのB5ブックレットを発刊します。 |
10.16 | 日本測地学会124回講演会(九州大学)にて「精密水準測量で検出された深層掘削に伴う地殻上下変動」を発表しました。講演スライド 講演要旨 |
9 | 雑誌「歴史地理教育」10月号「特集・インドネシアを学ぶ」に「インドネシアの地震・津波災害と人々」を発表しました。 |
9.28 | 日本火山学会講演会(富山大学)にて「2014 年御嶽山噴火で登山者63 人を私たちはなぜ失ったか」を発表しました。講演スライド 講演要旨 信濃毎日の記事 |
9.27 | 王滝村で開催された御嶽山噴火犠牲者合同慰霊祭に参列しました。 |
9.24 | 毎日新聞「科学の森:御嶽山噴火1年」に「情報の質、向上を」を寄せました。 |
9.18 -26 |
文科省科研費基礎研究B「スマトラ巨大地震発生後のスマトラ断層:余効変動の収束と新たな歪み蓄積過程の解明」で、インドネシアのアチェ州タケゴンにてGPS観測を行いました。 |
9.13 | 愛知県キャンプ協会が開催したキャンプアカデミー2015第2回「キャンプ指導者が知っておくべき火山の知識(御嶽山実地踏査編)で話し、御嶽山の女人堂まで登りました。 |
9.12 | 愛知県清洲市西枇杷島町で、住民の方々の協力の下に「東海豪雨を忘れない、東海豪雨から学び、伝えていく: 東海豪雨15周年報告集会 」を開催しました。 |
8.26 | 木曽町で開かれた御嶽山防災協議会にアドバイザーとして出席しました。会議で御嶽山の新しいハザードマップが決められました。 |
8.8-9 | 飛騨市で開かれた夢のたまご塾飛騨アカデミーセミナで、耳を澄ましてごらん 自然のささやきが聞こえるよ:東海地震と御嶽山を見つめて40年」を話しました。 |
7.25 | 雑誌Engineeringの7月号で「Ground Subsidence Following Groundwater Drawdown by Excavating of 500 m Deep Investigation Shafts in Granite Body in Mizunami, Central Japan in 2004-2012」を発表しました。 |
6.24-26, 30, 7.2 |
あいちシルバーカレッジ(名古屋、一宮、岡崎、豊橋、東海の5会場)で、「地震に備える」を話しました。 |
6.4-11 | 日大や気象庁と共同で浅間山にて精密水準測量を行い、結果を火山噴火予知連へ報告しました。 |
6.4 | 共同通信の識者評論として「口之永良部島噴火 住民意識の高さ 防災の根幹」が配信され、山形新聞、信濃毎日新聞、西日本新聞などに掲載されました。 |
5.27-5.29 | ロシアのユジノサハリンスクで開かれた北サハリン地震20周年国際シンポジウムで濃尾地震について話しました。 |
5.20 | 愛知県キャンプ協会指導者研修会で話しました。 |
4.21-24 | 名古屋大学など全国の大学や気象庁と共同で御嶽山において精密水準測量を実施し、結果を噴火予知連絡会に報告しました。 |