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2015/12/25
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- 〜私たちはなぜ63人を失ったか〜 2014年御嶽山噴火災害から学ぶこと
〜私たちはなぜ63人を失ったか〜 2014年御嶽山噴火災害から学ぶこと
市民学術講演会
※写真は産経新聞のものです。
東濃に暮らす人々にとり、極めて親しみのある御縦山、その御嶽山で昨年は63人の方が命を失いました。私も中学校の校庭から毎日のごとく眺め、1979年の有史初の噴火以降、調査研究のフィールドにしてきました。家の庭のようなところで戦後最大の火山災害、山岳遭難が起きてしまい、残念と同時に虚しさを感じています。
なぜ63人が亡くなったのか検討するなかで、次の三つのことを考えます。最初は火山の噴火現象について、次に噴火予知の現状と課題について、最後に噴火を中心に私たちが自然災害に対していかに接していくかです。最後のところで私たちが暮らす東濃地方の災害について具体的に考えてみたいと思います。
講 師 | 東濃地震科学研究所 木股文昭副首席主任研究員(元名古屋大学教授) |
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参加方法 | 入場無料 申込不要 |
日 時 | 平成28年1月20日(水) 19:00〜 |
場 所 | 瑞浪市窯業技術研究所(旧・瑞浪市産業振興センター)3階 瑞雲の間 瑞浪市上平町5-5-1 |
問合せ先 | 東濃地震科学研究所 瑞浪市まちづくり推進部生活安全課 TEL:0572-68-9736 |
講師のプロフィール
木股 文昭(きまた ふみあき)
東濃地震科学研究所 副首席主任研究員
1948年土岐市生まれ。岐阜大学卒・博士(理学)。名古屋大学教授を経て、2012年から現職。専門は、地殻活動・火山学。40余年にわたり、東海地域や御嶽山、焼岳などにおける地殻活動の研究に携わる。著書に「三河地震:60年目の真実」「超巨大地震がやってきた」「御嶽山:静かなる活火山」「三連動地震に迫る」など。
<写真の説明> 翌朝 取材ヘリコプターから発見され、救助された女性。登山歴5年の彼女はダウンジャケットをいつも持参し、それで寒さをしのいだという。そんな彼女も噴火の音を聞いても、即座に避難行動は取れなかったという。
写真を含め、2015年9月27日の産経新聞による。