鈴木 貞臣：客員研究員

東海地域の深さ30km辺りで年に数回発生する微小な深部低周波地震（微動）群を研究しています。この微小地震（微動）群は、フィリッピン海プレートが陸のプレートの下に沈む込む際に、不安定なプレート境界で発生すると思われるが、その発生原因は良く分かっていません。しかしこの微小地震（微動）のシグナルは微弱であるため、通常の観測では解析が困難です。そのため豊田市下山周辺に設置した地震計のアレーシステムで観測された波形データを使って、正確な震源決定を試みています。